クイックスタート
4 ステップで、ダウンロードから最初の VM まで。
ダウンロード
keelOS の ISO ファイルをダウンロードします。
2起動用 USB
ISO を 1 GB 以上の USB メモリに書き込み、そこから起動します。
3インストール
コンソールで install を選び、ディスクとネットワークポートを 1 つずつ選びます。1〜2 分待ち、USB メモリを抜いて再起動します。
4設定
コンソールに表示されたアドレスをブラウザーで開き、管理者パスワードを設定します。あとは Web 画面での操作だけです。
1ダウンロード
keelOS の ISO ファイルをダウンロードします。
ISO のダウンロード
GitHub のリリースページから keelos-バージョン.iso をダウンロードします(公開版はまだありません)。同じファイルを USB メモリ、CD、サーバーの仮想メディアのどれにも使えます。
バージョンはコミットとビルド時刻(UTC)です(例:keelos-196d733-20261001T104152Z.iso)。時刻が新しいほど新しいバージョンです。
ハードウェアの確認
VT-x を有効にした 64 ビット Intel CPU(パススルーには VT-d も)。AMD にはまだ対応していません。
keelOS 用に 4 GiB 以上、512 バイトセクターのディスク(4Kn ディスクからは起動できません)。そのディスクの残りや他のディスクは VM に使えます。
数台の VM ならメモリ 8 GB で動きます。有線 LAN ポートが 1 つ必要です。
テスト済みの機種とパーツは対応ハードウェアをご覧ください。
2起動用 USB
ISO を 1 GB 以上の USB メモリに書き込み、そこから起動します。
Windows で作る
Rufus で USB メモリと ISO を選んでスタートを押し、聞かれたら DD イメージモードを選びます(ISO モードではありません)。balenaEtcher なら何も選ぶ必要はありません。USB メモリの中身は消去されます。
macOS / Linux で作る
balenaEtcher か dd を使います。デバイス名を先に確認してください。間違えると別のディスクが消えます。
dd if=keelos-バージョン.iso of=/dev/sdX bs=4M # Linux、sdX が USB メモリ
dd if=keelos-バージョン.iso of=/dev/rdiskN bs=4m # macOS、N は diskutil list で確認サーバー:BMC の仮想メディア
IPMI、iDRAC、iLO、Supermicro の BMC があるサーバーなら USB メモリは不要です。BMC の Web 画面で ISO を仮想メディアとしてマウントし、1 回だけそこから起動します。
ファームウェアの設定
UEFI ブートにし、CSM / Legacy はオフ(イメージにレガシー BIOS 用の起動コードはありません)。Secure Boot はオフ。VT-x と VT-d はオン。
電源投入時にブートメニューのキー(Lenovo の多くは F12、Supermicro は F11)を押し、USB メモリを選びます。
3インストール
コンソールで install を選び、ディスクとネットワークポートを 1 つずつ選びます。1〜2 分待ち、USB メモリを抜いて再起動します。
通常のインストール
keelOS はまずメモリ上で起動し、インストールするか試すかを聞いてきます。Enter でインストールです。
1) install
2) try only: write nothing
Choice [1]:ウィザードは各ディスクと中身(パーティション、ファイルシステム、ZFS プール)を表示するので、Windows や古いプールが入ったディスクはすぐに分かります。keelOS が使うのは選んだディスクの先頭の小さな領域だけです。データのあるディスクはディスク名を入力して確認します。次にネットワークポート(リンクのあるポートが既定)と、DHCP か固定アドレスかを選びます。
まず試したいだけなら
2) try only を選びます。何も書き込まず、keelOS はメモリ上で動き、Web 画面も使えます。USB メモリを抜いて再起動すれば元のシステムに戻ります。
データのあるディスク
ウィザードが中身を表示し、ディスク名を入力したときだけ消去します。何も入力しなければ別のディスクを選び直せます。
Disk to install to [ada2]: ada0
ada0 holds GPT: ms-basic-data 1 GiB (msdosfs "WINDOWS").
Everything on ada0 will be erased.
Type ada0 to erase it (empty: pick another disk): ada04設定
コンソールに表示されたアドレスをブラウザーで開き、管理者パスワードを設定します。あとは Web 画面での操作だけです。
Web 画面を開いてパスワードを設定
ログインプロンプトの上にアドレスが表示されます(例:https://192.168.1.10/)。証明書はホストの自己署名なので、ブラウザーで一度確認が必要です。
最初の画面は管理者パスワードの設定(8 文字以上)で、root のパスワードも兼ねます。最初に開いた人が設定できるので、インストール後すぐに設定してください。忘れた場合はホストのコンソールで keel admin reset を実行します。
ストレージプールの作成
ストレージ → プール zones の作成。起動ディスクの残りや他のディスクを選びます。1 台ならシングル、2 台でミラー、3 台以上で raidz、4 台以上で raidz2 です。
任意:2 台目のディスクに起動パーティションのコピーを置けば、1 台目が壊れてもホストは起動できます。
ネットワークの設定
ネットワーク → 物理ポート → 探索。keelOS が各ポートでサブネット、VLAN、ルーター、DHCP サーバーを調べます。ポートで見つかったものから提案されたネットワークを作成します。VM はポートではなくネットワークにつなぎます。
最初の VM を作成
ストレージ → ISO イメージ → ISO をアップロードで OS のインストール ISO を追加します(URL を指定してホストにダウンロードさせることもできます)。
仮想マシン → 新規仮想マシンでテンプレート(Windows 11、Linux、FreeBSD など)を選び、名前、CPU、メモリ、ディスク、ISO、ネットワークを入力して作成後に起動にチェックし、作成を押します。ブラウザーの画面(VNC)か、任意の RDP クライアントで VM の画面に接続して OS をインストールします。
次のステップ
- ホストを一度再起動して(ホストで
shutdown -r now)、VM が一時停止してからそのまま続きを動かすのを確認してください。これが keelOS の目的です。 - アップグレード:システム → アップグレードで新しい keelOS の ISO を指定します。新しいバージョンは起動パーティションのもう一方のスロットに書き込まれ、ホストはそこから再起動し、VM は一時停止するだけです。起動できなければ次の起動で元のバージョンに戻ります。設定はそのまま残ります。
- ディスクコントローラーや NVMe を NAS の VM に、SR-IOV の VF をルーターに割り当てる方法はパススルーとSR-IOVをご覧ください。